シドラ湾(シドラわん、Gulf of Sidra)とは、地中海に面したリビア北岸の湾である。シドラ湾の名は湾奥にある港町で石油積出基地としても知られるシドラ(Sidra, Sidr)の町に由来する。湾岸にはシルテ(スルト)の町があり、シルテ湾(スルト湾)とも呼ばれる。シドラ湾は古典古代には大シルティス(Syrtis Major、現在のチュニジアにあった小シルティスとの区別のため「大」をつけられた)と呼ばれていた。 シドラ湾ではマグロが重要な漁業資源となっている。