シクロアルカン (cycloalkane) とは、一般式 CnH2n (ただし n ≧ 3)であらわされる脂環式有機化合物の総称である。シクロアルカンは3つ以上の炭素間単結合で構成された単環化合物であり、環の大きさにより小員環 (n = 3, 4)、中員環 (n = 8—11)、大員環 (n > 12) に分類される。環を2つ持つ飽和炭化水素を、ビシクロアルカン (bicycloalkane) と言う。 別名 ナフテン(naphthenes)と呼ばれることもあるが、ナフタレンとは異なる。シクラン (cyclane)、シクロパラフィン (cycloparaffin)、ポリメチレン (polymethylene) などと呼ばれることもある。