本項では、シエラレオネの鉄道の歴史や現在の概況について述べる。シエラレオネにおける鉄道建設は、19世紀末のイギリス植民地時代に始まり、そのうちの一つ、シエラレオネ政府鉄道は1930年代に総路線長が 500km にも及んだ。また、内陸の鉱山から鉄鉱石を運ぶ私鉄として敷設されたマランパ-ペペル鉱山鉄道は1933年に開設、1990年代まで運行された。内戦の終息後は中華人民共和国資本による既設路線の復旧や新規敷設の提案がなされている。