サベリエフ事件(サベリエフじけん)とは、ロシア連邦によるスパイ事件。在日ロシア通商代表部のウラジーミル・サベリエフが、2004年(平成16年)9月頃から2005年(平成17年)5月頃にかけて、東芝グループの系列会社に勤める日本人会社員から、その勤務先の会社の先端科学技術に関する機密情報等を不正に入手し、対価として日本人会社員に報酬を支払っていた事件である。警視庁公安部は2005年10月、解雇された元社員とサベリエフを東京地方検察庁に書類送検したが、サベリエフはそれに先立ち、ロシアに逃亡していた。