ゴリツィア県(ゴリツィアけん、イタリア語: Provincia di Gorizia)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に属していた県。県都はゴリツィア。 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州における行政制度再編に伴い、2017年に自治体としてのゴリツィア県は廃止された(選挙区の単位などの地理的呼称としては残される)。 第一次世界大戦まではオーストリア=ハンガリー帝国領で、イタリア側からヴェネツィア・ジュリアと呼ばれた地域の一角にあたる。イゾンツォ川下流域にあたるこの地域は、第一次世界大戦の激戦地となった(イゾンツォの戦い)。第一次世界大戦後にイタリア王国に編入されたこの地域にはスロベニア系住民も多く、第二次世界大戦後にはユーゴスラビアとの間で領有権問題が生じた。現在の国境線は1947年に定められたものである。