『ゴジロ』(Gojiro)は、アメリカの作家で『エスクァイア』誌のコラムニストのマーク・ジェイコブスン(Mark Jacobson)が1991年に発表したファンタジー小説で、映画「ゴジラ」シリーズを再解釈した前衛文学作品。主人公で語り手である怪獣ゴジロは、映画のゴジラと同じく太平洋の放射能島で突然変異した、体長150メートル、体重50トンの巨大トカゲで、カルト・ヒーローとしてファンから熱狂的な支持を受けているという設定で、広島への原爆投下の時に生まれた孤児コモドとの友情と、世界平和を目指す姿を描いている。Gojiroという名前は、ゴジラの英語表記Godzillaではなく日本語の発音に近いGojiraをもじった名前とされている。