コクサッキーウイルス(英: Coxsackievirus)は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属に属する、エンベロープを持たない直鎖の一本鎖プラス鎖RNAウイルスである。同じくエンテロウイルス属の仲間にはポリオウイルスや・があり、コクサッキーウイルスは国際ウイルス分類委員会の分類では「エンテロウイルスA型」と「エンテロウイルスB型」に相当する。エンテロウイルス属は人間に対する病原体として最も一般的かつ重要なものであり、多くは糞口感染、また飛沫感染を来す。種の名前は、1948年にニューヨーク州のポリオ類似患者からこのウイルスが分離されたことに由来している。 コクサッキーウイルスはA群とB群の2群に分かれ、ヘルパンギーナや手足口病の原因病原体として有名だが、エコーウイルスやムンプスウイルス同様ウイルス性髄膜炎(無菌性髄膜炎)を起こすことでも知られている。不顕性感染も多いが、時に致死的な感染症を引き起こすこともある。 コクサッキーウイルスが細胞感染を起こす場合は、アデノウイルスと同じ (CAR) を介する。

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  • コクサッキーウイルス(英: Coxsackievirus)は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属に属する、エンベロープを持たない直鎖の一本鎖プラス鎖RNAウイルスである。同じくエンテロウイルス属の仲間にはポリオウイルスや・があり、コクサッキーウイルスは国際ウイルス分類委員会の分類では「エンテロウイルスA型」と「エンテロウイルスB型」に相当する。エンテロウイルス属は人間に対する病原体として最も一般的かつ重要なものであり、多くは糞口感染、また飛沫感染を来す。種の名前は、1948年にニューヨーク州のポリオ類似患者からこのウイルスが分離されたことに由来している。 コクサッキーウイルスはA群とB群の2群に分かれ、ヘルパンギーナや手足口病の原因病原体として有名だが、エコーウイルスやムンプスウイルス同様ウイルス性髄膜炎(無菌性髄膜炎)を起こすことでも知られている。不顕性感染も多いが、時に致死的な感染症を引き起こすこともある。 コクサッキーウイルスが細胞感染を起こす場合は、アデノウイルスと同じ (CAR) を介する。 (ja)
  • コクサッキーウイルス(英: Coxsackievirus)は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属に属する、エンベロープを持たない直鎖の一本鎖プラス鎖RNAウイルスである。同じくエンテロウイルス属の仲間にはポリオウイルスや・があり、コクサッキーウイルスは国際ウイルス分類委員会の分類では「エンテロウイルスA型」と「エンテロウイルスB型」に相当する。エンテロウイルス属は人間に対する病原体として最も一般的かつ重要なものであり、多くは糞口感染、また飛沫感染を来す。種の名前は、1948年にニューヨーク州のポリオ類似患者からこのウイルスが分離されたことに由来している。 コクサッキーウイルスはA群とB群の2群に分かれ、ヘルパンギーナや手足口病の原因病原体として有名だが、エコーウイルスやムンプスウイルス同様ウイルス性髄膜炎(無菌性髄膜炎)を起こすことでも知られている。不顕性感染も多いが、時に致死的な感染症を引き起こすこともある。 コクサッキーウイルスが細胞感染を起こす場合は、アデノウイルスと同じ (CAR) を介する。 (ja)
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  • コクサッキーウイルス(英: Coxsackievirus)は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属に属する、エンベロープを持たない直鎖の一本鎖プラス鎖RNAウイルスである。同じくエンテロウイルス属の仲間にはポリオウイルスや・があり、コクサッキーウイルスは国際ウイルス分類委員会の分類では「エンテロウイルスA型」と「エンテロウイルスB型」に相当する。エンテロウイルス属は人間に対する病原体として最も一般的かつ重要なものであり、多くは糞口感染、また飛沫感染を来す。種の名前は、1948年にニューヨーク州のポリオ類似患者からこのウイルスが分離されたことに由来している。 コクサッキーウイルスはA群とB群の2群に分かれ、ヘルパンギーナや手足口病の原因病原体として有名だが、エコーウイルスやムンプスウイルス同様ウイルス性髄膜炎(無菌性髄膜炎)を起こすことでも知られている。不顕性感染も多いが、時に致死的な感染症を引き起こすこともある。 コクサッキーウイルスが細胞感染を起こす場合は、アデノウイルスと同じ (CAR) を介する。 (ja)
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