ゲージーノ (Gaugino) は、ゲージ理論を超対称性理論と組合せて予測される仮想上のゲージ場の超対称性パートナーであり、フェルミ粒子である。 最小超対称標準模型(minimal supersymmetric standard model, MSSM)では、以下のゲージーノが存在する。 * グルイーノ:グルーオンの超対称性パートナーでカラー価を運ぶ。 * ウィーノ:SU(2)L ゲージ場の超対称性パートナー。 * ビーノ:Weak hyperchargeに相当する U(1)Y ゲージ場の超対称性パートナー。 ゲージーノはヒッグス場の自由度の超対称性パートナーであるヒグシーノと混合して、ニュートラリーノ(電荷なし)、チャージーノ(電荷あり)と呼ばれる線形結合(質量固有状態)を作る。多くのモデルで、フォティーノと呼ばれる最も軽いニュートラリーノは安定である。その場合、この粒子はWIMP (weakly interacting massive particles) であり、暗黒物質の候補である。 グラビティーノは標準模型に相当する粒子のないゲージーノであり、未確認の重力子の超対称性パートナーである。

Property Value
dbo:abstract
  • ゲージーノ (Gaugino) は、ゲージ理論を超対称性理論と組合せて予測される仮想上のゲージ場の超対称性パートナーであり、フェルミ粒子である。 最小超対称標準模型(minimal supersymmetric standard model, MSSM)では、以下のゲージーノが存在する。 * グルイーノ:グルーオンの超対称性パートナーでカラー価を運ぶ。 * ウィーノ:SU(2)L ゲージ場の超対称性パートナー。 * ビーノ:Weak hyperchargeに相当する U(1)Y ゲージ場の超対称性パートナー。 ゲージーノはヒッグス場の自由度の超対称性パートナーであるヒグシーノと混合して、ニュートラリーノ(電荷なし)、チャージーノ(電荷あり)と呼ばれる線形結合(質量固有状態)を作る。多くのモデルで、フォティーノと呼ばれる最も軽いニュートラリーノは安定である。その場合、この粒子はWIMP (weakly interacting massive particles) であり、暗黒物質の候補である。 グラビティーノは標準模型に相当する粒子のないゲージーノであり、未確認の重力子の超対称性パートナーである。 (ja)
  • ゲージーノ (Gaugino) は、ゲージ理論を超対称性理論と組合せて予測される仮想上のゲージ場の超対称性パートナーであり、フェルミ粒子である。 最小超対称標準模型(minimal supersymmetric standard model, MSSM)では、以下のゲージーノが存在する。 * グルイーノ:グルーオンの超対称性パートナーでカラー価を運ぶ。 * ウィーノ:SU(2)L ゲージ場の超対称性パートナー。 * ビーノ:Weak hyperchargeに相当する U(1)Y ゲージ場の超対称性パートナー。 ゲージーノはヒッグス場の自由度の超対称性パートナーであるヒグシーノと混合して、ニュートラリーノ(電荷なし)、チャージーノ(電荷あり)と呼ばれる線形結合(質量固有状態)を作る。多くのモデルで、フォティーノと呼ばれる最も軽いニュートラリーノは安定である。その場合、この粒子はWIMP (weakly interacting massive particles) であり、暗黒物質の候補である。 グラビティーノは標準模型に相当する粒子のないゲージーノであり、未確認の重力子の超対称性パートナーである。 (ja)
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 2230693 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 1134 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 82363099 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • ゲージーノ (Gaugino) は、ゲージ理論を超対称性理論と組合せて予測される仮想上のゲージ場の超対称性パートナーであり、フェルミ粒子である。 最小超対称標準模型(minimal supersymmetric standard model, MSSM)では、以下のゲージーノが存在する。 * グルイーノ:グルーオンの超対称性パートナーでカラー価を運ぶ。 * ウィーノ:SU(2)L ゲージ場の超対称性パートナー。 * ビーノ:Weak hyperchargeに相当する U(1)Y ゲージ場の超対称性パートナー。 ゲージーノはヒッグス場の自由度の超対称性パートナーであるヒグシーノと混合して、ニュートラリーノ(電荷なし)、チャージーノ(電荷あり)と呼ばれる線形結合(質量固有状態)を作る。多くのモデルで、フォティーノと呼ばれる最も軽いニュートラリーノは安定である。その場合、この粒子はWIMP (weakly interacting massive particles) であり、暗黒物質の候補である。 グラビティーノは標準模型に相当する粒子のないゲージーノであり、未確認の重力子の超対称性パートナーである。 (ja)
  • ゲージーノ (Gaugino) は、ゲージ理論を超対称性理論と組合せて予測される仮想上のゲージ場の超対称性パートナーであり、フェルミ粒子である。 最小超対称標準模型(minimal supersymmetric standard model, MSSM)では、以下のゲージーノが存在する。 * グルイーノ:グルーオンの超対称性パートナーでカラー価を運ぶ。 * ウィーノ:SU(2)L ゲージ場の超対称性パートナー。 * ビーノ:Weak hyperchargeに相当する U(1)Y ゲージ場の超対称性パートナー。 ゲージーノはヒッグス場の自由度の超対称性パートナーであるヒグシーノと混合して、ニュートラリーノ(電荷なし)、チャージーノ(電荷あり)と呼ばれる線形結合(質量固有状態)を作る。多くのモデルで、フォティーノと呼ばれる最も軽いニュートラリーノは安定である。その場合、この粒子はWIMP (weakly interacting massive particles) であり、暗黒物質の候補である。 グラビティーノは標準模型に相当する粒子のないゲージーノであり、未確認の重力子の超対称性パートナーである。 (ja)
rdfs:label
  • ゲージーノ (ja)
  • ゲージーノ (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of