クルチ・アルスラーン1世(アラビア語: قلج أرسلان, トルコ語: I. Kılıç Arslan、1079年 - 1107年)は、ルーム・セルジューク朝の第2代スルタン(在位:1092年 - 1107年)。 彼は大セルジューク朝のスルタン・マリク・シャーの死後に即位し、父スライマーンの死後一旦滅びていたルーム・セルジューク朝を再興した。しかし彼の支配した時代はちょうど十字軍の始まりの時期であり、アナトリア半島にあったルーム・セルジューク朝は西欧から来た第1回十字軍(1096年 - )の矢面に立った。第1回十字軍では彼は敗れ領土は縮小したが、その後にやってきた「1101年の十字軍」に対してはよく戦った。