クルクシェートラ(ヒンディー語: कुरुक्षेत्र )はインド、ハリヤーナー州の都市、またはこの付近一帯を指す地域の名前である。「聖なる地」を意味する「ダルマクシェートラ」としても知られる。プラーナ文献にはバラタ族のクル王がクルクシェートラという名前の由来となっていることが語られている。クル王はインドの叙事詩『マハーバーラタ』で語られるカウラヴァとパーンダヴァの先祖にあたる。この叙事詩で語られるカウラヴァとパーンダヴァの戦いが行われた場所がクルクシェートラであり、アルジュナの抱える葛藤を観取したクリシュナが『バガヴァッド・ギーター』を説いた地でもある。ゆえにヒンドゥー教徒にとってクルクシェートラは重要な意味を持っている。 神話に語られるクルクシェートラは都市ではなく地域であり、歴史的にはがこの地域の中心都市であった。クルクシェートラという都市は比較的新しい街なので注意が必要である。