クナン(モンゴル語: Qunan,中国語: 忽難,? - ?)とは、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたゲニゲス(キンキト)氏出身の千人隊長。1206年にクナン率いる千人隊はチンギス・カンの長男ジョチに分封され、ジョチ・ウルスの基盤となった。 『元朝秘史』などの漢文史料では忽難(hūnán)、『集史』などのペルシア語史料ではقونان نویان(Qūnān Nūyān)或いはکینگقیادای نویان(Kīngqīdāī Nūyān)と記される。クナン・ノヤン、キンキヤタイ・コルチ・ノヤンとも。