クサビコムギ(学名: Aegilops speltoides)は、南東ヨーロッパおよび西アジア原産のイネ科植物の一種である。動物の飼料としてよく使われる。コムギに病害抵抗性を与える天然資源として重要である。 2倍体であるクサビコムギ (SS, 2n= 14) の祖先種は、6倍体パンコムギ (Triticum aestivum; AABBDD, 2n = 42) のBゲノムのドナーであることが示唆されている。