キンダ型巡洋艦(英語: Kynda class cruiser) は、ソビエト連邦海軍・ロシア海軍が運用していたミサイル巡洋艦(RKR)の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。ソ連海軍での正式名は58型ミサイル巡洋艦(ロシア語: Ракетные крейсера проекта 58)であった。また「グロズヌイ」をネームシップとしてグロズヌイ級巡洋艦(ロシア語: Крейсера тип «Грозный», 英: Grozny-class cruiser)と称されることもある。 ソ連海軍巡洋艦としては初めて対艦ミサイルを主兵装とし、また核兵器を搭載した水上戦闘艦でもあった。政府が大型水上戦闘艦の存在意義を疑問視していた時期であり、またソ連海軍の主任務が対水上戦から対潜戦に切り替わる移行期であったことから、1960年代半ばに4隻が建造されるに留まったが、続く1134型(クレスタ-I型)のベースとなるなど、技術的意義は非常に大きかった。