『キリストの墓の前のマリアたち』(伊: Le Marie al Sepolcro, 英: The Marys at the Sepulcher)は、イタリア、初期バロックの画家バルトロメオ・スケドーニが1613年から1614年に制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』「マルコによる福音書」と「マタイによる福音書」で語られているキリストの復活の物語から取られている。パルマ公爵ラヌッチョ1世・ファルネーゼの依頼により、パルマ近郊のフォンテヴィーヴォのカプチン会修道院教会のために制作された連作の1つで、同じくカプチン会修道院教会の『キリスト降下』(Deposizione del Cristo)とともにスケドーニの最高傑作とされている。現在はパルマ国立美術館に所蔵されている。