キリ(桐、学名: Paulownia tomentosa)は、シソ目のキリ科の落葉広葉樹。別名、キリノキともよばれ、漢語の別名として白桐、泡桐、榮がある。初夏に特徴的な淡紫色の花を咲かせる花木で知られる。日本における経済的価値は高く、林業の特用樹種である。アメリカの国立公園では外来種として駆除の対象。日本では軽くて狂いや割れも少ない材の特性を活かして、高級家具の桐箪笥や、琴、琵琶が作られる。 属名はシーボルトが『』(1835年)においてアンナ・パヴロヴナに献名したもの。ただしシーボルトが与えた学名はP. imperialisであり、後にツンベルクが1783年にノウゼンカズラ科としてBignonia tomentosaと命名していたことが判明して1841年に現在のものに改められた。