現行のキューバの国家元首は、2019年2月の国民投票で可決し、4月に改正・施行された憲法に基づく「キューバ共和国大統領(スペイン語: Presidente de la República de Cuba)」であり、1902年の独立から1976年まで存在していた同職を復活させたものである。1976年から2019年までは、の議長たる国家評議会議長(スペイン語: Presidente del Consejo de Estado)であった。 なお、国家評議会議長も大統領も、キューバの公用語であるスペイン語では「Presidente」の語が用いられている。1976年以前の大統領が単独で国家元首の機能を果たしていたのに対し、国家評議会議長は国家評議会という元首の機能を果たす合議体の長である点が異なっていた。