ガーバーフォーマット(Gerber Format)は、プリント基板の設計や製造で使用されるファイルフォーマットのひとつである。プリント基板(配線パターンやソルダーマスク、シンボルマークなど)のイメージ、ドリルやルーター加工のデータが格納される。プリント基板の設計工程から製造工程へデータを受け渡すファイルフォーマットの業界標準である。 ガーバーフォーマットは、によって設立されたGerber Systemsにより開発された。1998年にBarco ETSがGerber Systemsを買収、現在はUcamco(2008年に改称)がガーバーフォーマットを引き継いでいる。Ucamco社は、ガーバーフォーマット仕様書を断続的に改訂し公開している。 現行のガーバーフォーマット仕様は、2017年3月発行のリビジョンである。仕様書はUcamco社のダウンロードページからダウンロードすることができる。

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  • ガーバーフォーマット(Gerber Format)は、プリント基板の設計や製造で使用されるファイルフォーマットのひとつである。プリント基板(配線パターンやソルダーマスク、シンボルマークなど)のイメージ、ドリルやルーター加工のデータが格納される。プリント基板の設計工程から製造工程へデータを受け渡すファイルフォーマットの業界標準である。 ガーバーフォーマットは、によって設立されたGerber Systemsにより開発された。1998年にBarco ETSがGerber Systemsを買収、現在はUcamco(2008年に改称)がガーバーフォーマットを引き継いでいる。Ucamco社は、ガーバーフォーマット仕様書を断続的に改訂し公開している。 現行のガーバーフォーマット仕様は、2017年3月発行のリビジョンである。仕様書はUcamco社のダウンロードページからダウンロードすることができる。 当初はGerber System社の独自形式であったが業界標準として広がり、1979年に米国電子工業会(EIA)でRS-274-Dとして規格となった。ガーバーフォーマットでは線や点の描画情報を持つが、RS-274-Dではその座標のみで形状の情報を持たないため、別にその情報が必要であった。また、面の定義が出来ず、面を点や線で埋めて作成するため、データ量が多大になるという問題があった。これらの欠点を改良するために登場したのが拡張ガーバーフォーマットと呼ばれるRS-274Xである。RS-274Xが登場以降はこちらのフォーマットが一般的に使われるようになり、旧版であるRS-274-Dの使用は推奨されない。 (ja)
  • ガーバーフォーマット(Gerber Format)は、プリント基板の設計や製造で使用されるファイルフォーマットのひとつである。プリント基板(配線パターンやソルダーマスク、シンボルマークなど)のイメージ、ドリルやルーター加工のデータが格納される。プリント基板の設計工程から製造工程へデータを受け渡すファイルフォーマットの業界標準である。 ガーバーフォーマットは、によって設立されたGerber Systemsにより開発された。1998年にBarco ETSがGerber Systemsを買収、現在はUcamco(2008年に改称)がガーバーフォーマットを引き継いでいる。Ucamco社は、ガーバーフォーマット仕様書を断続的に改訂し公開している。 現行のガーバーフォーマット仕様は、2017年3月発行のリビジョンである。仕様書はUcamco社のダウンロードページからダウンロードすることができる。 当初はGerber System社の独自形式であったが業界標準として広がり、1979年に米国電子工業会(EIA)でRS-274-Dとして規格となった。ガーバーフォーマットでは線や点の描画情報を持つが、RS-274-Dではその座標のみで形状の情報を持たないため、別にその情報が必要であった。また、面の定義が出来ず、面を点や線で埋めて作成するため、データ量が多大になるという問題があった。これらの欠点を改良するために登場したのが拡張ガーバーフォーマットと呼ばれるRS-274Xである。RS-274Xが登場以降はこちらのフォーマットが一般的に使われるようになり、旧版であるRS-274-Dの使用は推奨されない。 (ja)
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  • ガーバーフォーマット(Gerber Format)は、プリント基板の設計や製造で使用されるファイルフォーマットのひとつである。プリント基板(配線パターンやソルダーマスク、シンボルマークなど)のイメージ、ドリルやルーター加工のデータが格納される。プリント基板の設計工程から製造工程へデータを受け渡すファイルフォーマットの業界標準である。 ガーバーフォーマットは、によって設立されたGerber Systemsにより開発された。1998年にBarco ETSがGerber Systemsを買収、現在はUcamco(2008年に改称)がガーバーフォーマットを引き継いでいる。Ucamco社は、ガーバーフォーマット仕様書を断続的に改訂し公開している。 現行のガーバーフォーマット仕様は、2017年3月発行のリビジョンである。仕様書はUcamco社のダウンロードページからダウンロードすることができる。 (ja)
  • ガーバーフォーマット(Gerber Format)は、プリント基板の設計や製造で使用されるファイルフォーマットのひとつである。プリント基板(配線パターンやソルダーマスク、シンボルマークなど)のイメージ、ドリルやルーター加工のデータが格納される。プリント基板の設計工程から製造工程へデータを受け渡すファイルフォーマットの業界標準である。 ガーバーフォーマットは、によって設立されたGerber Systemsにより開発された。1998年にBarco ETSがGerber Systemsを買収、現在はUcamco(2008年に改称)がガーバーフォーマットを引き継いでいる。Ucamco社は、ガーバーフォーマット仕様書を断続的に改訂し公開している。 現行のガーバーフォーマット仕様は、2017年3月発行のリビジョンである。仕様書はUcamco社のダウンロードページからダウンロードすることができる。 (ja)
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  • ガーバーフォーマット (ja)
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