ガロン (Gallon) とは、大正期から昭和初期(1920年代から1930年代前半)の日本を代表するサラブレッド種牡馬である。 おもな産駒のうち、昭和初期の大競走馬ナスノ、10戦9勝のピューアゴウルド、フロラーカツプ、アスベルは当時の最高格の競走である連合二哩と帝室御賞典に勝った。 種牡馬の父としても優秀で、第七ガロンや、ヒラデエナモールド、エミグラント、アスパイヤリングらが重賞勝ち馬の父となった。 牝馬の父としては、スゲヌマ、ミナミホマレの2頭の日本ダービー優勝馬を筆頭に多くの重賞勝ち馬を残している。ガロンの血を引く牝馬の系統では、フロリスト(前述のフロラーカツプの繁殖時の名)やオーグメント(前述のアスベルの繁殖時の名)などを通じて2000年以降も子孫にG1勝ち馬を出している。 * 本項での馬齢表記はすべて旧表記とする。