ガルフストリーム G550は、アメリカのガルフストリーム・エアロスペース社が、ガルフストリーム Vの後継機として開発したビジネスジェットである。2001年に試験機が初飛行、2003年から顧客への引き渡しが始まり、2021年に生産終了した。2012年にG650の引き渡しが始まるまでは、このG550がラインナップの最上位機であった。 ガルフストリーム G500はG550の派生機で、燃料の搭載量を減らして航続距離を短くしたモデルである。G500は2004年から顧客に引き渡された。 なお、ガルフストリーム社は「G500」という名称を二つの異なるモデルに使っている。本稿で扱うG500はG550の派生機として開発され、2004年から顧客に引き渡された旧モデルである。G450の後継機として2018年から引き渡しが始まった新G500については、該当ページを参照。