カイネウス(古希: Καινεύς, Kaineus, ラテン語: Caeneus)は、ギリシア神話に登場する人物で、テッサリアー地方のラピテース族の王である。主にエラトスの子とされるが、、あるいはアトラクスの子とする説もある。アルゴナウタイの1人であるの父で、トロイア戦争に参加したレオンテウスの祖父にあたる。 もともとはカイニス(古希: Καινίς , Kainis, ラテン語: Caenis)という名前の女性だったが、性転換によって男性になったとされる。加えて、男となったカイネウスは不死身の肉体を持っていた。 オトリュス山に住み、カリュドーンの猪狩りや、一説にはアルゴー船の冒険にも参加したといわれる。