オートネゴシエーション(英語: Autonegotiation)とは、ツイストペアケーブルを介したイーサネット(Ethernet over twisted pair)で使用されるシグナリングメカニズムおよび手順であり、2つのネットワーク装置の間で、通信速度、通信モード、フロー制御などの伝送パラメータの情報を交換し、最適なものを選択する機能である。このプロセスでは、イーサネットに接続されたデバイスは最初に相互の利用可能な伝送パラメータを共有し、両方が対応している最高性能の伝送モードを選択する。 オートネゴシエーションが有効化されている機器と、通信モードが固定されている機器を直接接続すると、スループットが大幅に低下する等のネットワーク障害の原因になるため、ネットワーク管理者は十分に注意する必要がある。 オートネゴシエーションは、IEEE 802.3のClause 28に定義されており、元々はファスト・イーサネット規格のオプションのコンポーネントだった。10BASE-Tで使用されているNormal Link Pulse(NLP)との後方互換性がある。このプロトコルは、ギガビット・イーサネット規格で大幅に拡張され、ツイストペアケーブルを介した1000BASE-Tギガビット・イーサネットでは必須である。 OSI参照モデルでは、オートネゴシエーションは物理層にある。

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  • オートネゴシエーション(英語: Autonegotiation)とは、ツイストペアケーブルを介したイーサネット(Ethernet over twisted pair)で使用されるシグナリングメカニズムおよび手順であり、2つのネットワーク装置の間で、通信速度、通信モード、フロー制御などの伝送パラメータの情報を交換し、最適なものを選択する機能である。このプロセスでは、イーサネットに接続されたデバイスは最初に相互の利用可能な伝送パラメータを共有し、両方が対応している最高性能の伝送モードを選択する。 オートネゴシエーションが有効化されている機器と、通信モードが固定されている機器を直接接続すると、スループットが大幅に低下する等のネットワーク障害の原因になるため、ネットワーク管理者は十分に注意する必要がある。 オートネゴシエーションは、IEEE 802.3のClause 28に定義されており、元々はファスト・イーサネット規格のオプションのコンポーネントだった。10BASE-Tで使用されているNormal Link Pulse(NLP)との後方互換性がある。このプロトコルは、ギガビット・イーサネット規格で大幅に拡張され、ツイストペアケーブルを介した1000BASE-Tギガビット・イーサネットでは必須である。 OSI参照モデルでは、オートネゴシエーションは物理層にある。 (ja)
  • オートネゴシエーション(英語: Autonegotiation)とは、ツイストペアケーブルを介したイーサネット(Ethernet over twisted pair)で使用されるシグナリングメカニズムおよび手順であり、2つのネットワーク装置の間で、通信速度、通信モード、フロー制御などの伝送パラメータの情報を交換し、最適なものを選択する機能である。このプロセスでは、イーサネットに接続されたデバイスは最初に相互の利用可能な伝送パラメータを共有し、両方が対応している最高性能の伝送モードを選択する。 オートネゴシエーションが有効化されている機器と、通信モードが固定されている機器を直接接続すると、スループットが大幅に低下する等のネットワーク障害の原因になるため、ネットワーク管理者は十分に注意する必要がある。 オートネゴシエーションは、IEEE 802.3のClause 28に定義されており、元々はファスト・イーサネット規格のオプションのコンポーネントだった。10BASE-Tで使用されているNormal Link Pulse(NLP)との後方互換性がある。このプロトコルは、ギガビット・イーサネット規格で大幅に拡張され、ツイストペアケーブルを介した1000BASE-Tギガビット・イーサネットでは必須である。 OSI参照モデルでは、オートネゴシエーションは物理層にある。 (ja)
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  • オートネゴシエーション(英語: Autonegotiation)とは、ツイストペアケーブルを介したイーサネット(Ethernet over twisted pair)で使用されるシグナリングメカニズムおよび手順であり、2つのネットワーク装置の間で、通信速度、通信モード、フロー制御などの伝送パラメータの情報を交換し、最適なものを選択する機能である。このプロセスでは、イーサネットに接続されたデバイスは最初に相互の利用可能な伝送パラメータを共有し、両方が対応している最高性能の伝送モードを選択する。 オートネゴシエーションが有効化されている機器と、通信モードが固定されている機器を直接接続すると、スループットが大幅に低下する等のネットワーク障害の原因になるため、ネットワーク管理者は十分に注意する必要がある。 オートネゴシエーションは、IEEE 802.3のClause 28に定義されており、元々はファスト・イーサネット規格のオプションのコンポーネントだった。10BASE-Tで使用されているNormal Link Pulse(NLP)との後方互換性がある。このプロトコルは、ギガビット・イーサネット規格で大幅に拡張され、ツイストペアケーブルを介した1000BASE-Tギガビット・イーサネットでは必須である。 OSI参照モデルでは、オートネゴシエーションは物理層にある。 (ja)
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