オースチナイト(英: Austinite)は、シュツルンツ分類において「リン酸塩鉱物、ヒ酸塩鉱物、バナジン酸塩鉱物」に分類される鉱物である。組成式は CaZn[OH|AsO4]。カルシウム・亜鉛と、ヒ酸・水酸化物イオンの複塩である。 オースチナイトは直方晶系結晶構造を持ち、様々な結晶形・をとる。層状から柱状結晶の他、外皮のある球果状、腎臓形、球状、繊維状集合鉱物として産する。また、しばしば左手系結晶面のものと右手系結晶面のものの異るキラリティー(エナンチオモルフ)を持つもの同士の双晶を形成する。 純粋なオースチナイトは無色で、格子欠陥と双晶形成の両方の原因から白色を示す。しかし、外来要素により黄白色、緑色、茶色を示すこともある。 オースチナイトはコニカルコ石と完全固溶体を成す。

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  • オースチナイト(英: Austinite)は、シュツルンツ分類において「リン酸塩鉱物、ヒ酸塩鉱物、バナジン酸塩鉱物」に分類される鉱物である。組成式は CaZn[OH|AsO4]。カルシウム・亜鉛と、ヒ酸・水酸化物イオンの複塩である。 オースチナイトは直方晶系結晶構造を持ち、様々な結晶形・をとる。層状から柱状結晶の他、外皮のある球果状、腎臓形、球状、繊維状集合鉱物として産する。また、しばしば左手系結晶面のものと右手系結晶面のものの異るキラリティー(エナンチオモルフ)を持つもの同士の双晶を形成する。 純粋なオースチナイトは無色で、格子欠陥と双晶形成の両方の原因から白色を示す。しかし、外来要素により黄白色、緑色、茶色を示すこともある。 オースチナイトはコニカルコ石と完全固溶体を成す。 (ja)
  • オースチナイト(英: Austinite)は、シュツルンツ分類において「リン酸塩鉱物、ヒ酸塩鉱物、バナジン酸塩鉱物」に分類される鉱物である。組成式は CaZn[OH|AsO4]。カルシウム・亜鉛と、ヒ酸・水酸化物イオンの複塩である。 オースチナイトは直方晶系結晶構造を持ち、様々な結晶形・をとる。層状から柱状結晶の他、外皮のある球果状、腎臓形、球状、繊維状集合鉱物として産する。また、しばしば左手系結晶面のものと右手系結晶面のものの異るキラリティー(エナンチオモルフ)を持つもの同士の双晶を形成する。 純粋なオースチナイトは無色で、格子欠陥と双晶形成の両方の原因から白色を示す。しかし、外来要素により黄白色、緑色、茶色を示すこともある。 オースチナイトはコニカルコ石と完全固溶体を成す。 (ja)
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  • ゴールドヒル鉱山産のオースチナイト(無色)とコニカルコ石 (緑) (ja)
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  • オースチナイト(英: Austinite)は、シュツルンツ分類において「リン酸塩鉱物、ヒ酸塩鉱物、バナジン酸塩鉱物」に分類される鉱物である。組成式は CaZn[OH|AsO4]。カルシウム・亜鉛と、ヒ酸・水酸化物イオンの複塩である。 オースチナイトは直方晶系結晶構造を持ち、様々な結晶形・をとる。層状から柱状結晶の他、外皮のある球果状、腎臓形、球状、繊維状集合鉱物として産する。また、しばしば左手系結晶面のものと右手系結晶面のものの異るキラリティー(エナンチオモルフ)を持つもの同士の双晶を形成する。 純粋なオースチナイトは無色で、格子欠陥と双晶形成の両方の原因から白色を示す。しかし、外来要素により黄白色、緑色、茶色を示すこともある。 オースチナイトはコニカルコ石と完全固溶体を成す。 (ja)
  • オースチナイト(英: Austinite)は、シュツルンツ分類において「リン酸塩鉱物、ヒ酸塩鉱物、バナジン酸塩鉱物」に分類される鉱物である。組成式は CaZn[OH|AsO4]。カルシウム・亜鉛と、ヒ酸・水酸化物イオンの複塩である。 オースチナイトは直方晶系結晶構造を持ち、様々な結晶形・をとる。層状から柱状結晶の他、外皮のある球果状、腎臓形、球状、繊維状集合鉱物として産する。また、しばしば左手系結晶面のものと右手系結晶面のものの異るキラリティー(エナンチオモルフ)を持つもの同士の双晶を形成する。 純粋なオースチナイトは無色で、格子欠陥と双晶形成の両方の原因から白色を示す。しかし、外来要素により黄白色、緑色、茶色を示すこともある。 オースチナイトはコニカルコ石と完全固溶体を成す。 (ja)
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  • オースチナイト (ja)
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