オタテヤブコマドリ(オタテヤブコマ、学名: Cercotrichas galactotes)は、スズメ目ヒタキ科の中型の鳥類の1種である。 英名は Rufous-tailed Scrub-Robin のほか一般名として Rufous Scrub Robin、Rufous Bush Robin、Rufous Bush Chat、Rufous Warbler とも称される。 全長約15センチメートルで、ヨーロッパコマドリよりやや大きい。上面は褐色で、下面は白みを帯び、過眼線の上に明瞭な白みのある眉斑をもつ。長い赤褐色の尾を頻繁に振り、その尾羽の先端には黒と白の斑が見られる。雌雄同色で、幼鳥は成鳥に似るがより淡色である。西の基亜種は、南東ヨーロッパやアジアの亜種より淡色で、背は明るい褐色である。 オタテヤブコマドリはおよそ地中海から東はパキスタンにかけて繁殖する。また、サハラ南部のサヘルから東のソマリアにかけても繁殖し、アフリカに分布する亜種は、ときに別種アフリカヤブコマドリ (C. minor、英: African Scrub-robin)ともされる。一部はアフリカ(ケニア、南スーダン、エチオピア、ソマリア)からインドにかけて渡りをする。北ヨーロッパでは非常にまれである。

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  • オタテヤブコマドリ(オタテヤブコマ、学名: Cercotrichas galactotes)は、スズメ目ヒタキ科の中型の鳥類の1種である。 英名は Rufous-tailed Scrub-Robin のほか一般名として Rufous Scrub Robin、Rufous Bush Robin、Rufous Bush Chat、Rufous Warbler とも称される。 全長約15センチメートルで、ヨーロッパコマドリよりやや大きい。上面は褐色で、下面は白みを帯び、過眼線の上に明瞭な白みのある眉斑をもつ。長い赤褐色の尾を頻繁に振り、その尾羽の先端には黒と白の斑が見られる。雌雄同色で、幼鳥は成鳥に似るがより淡色である。西の基亜種は、南東ヨーロッパやアジアの亜種より淡色で、背は明るい褐色である。 オタテヤブコマドリはおよそ地中海から東はパキスタンにかけて繁殖する。また、サハラ南部のサヘルから東のソマリアにかけても繁殖し、アフリカに分布する亜種は、ときに別種アフリカヤブコマドリ (C. minor、英: African Scrub-robin)ともされる。一部はアフリカ(ケニア、南スーダン、エチオピア、ソマリア)からインドにかけて渡りをする。北ヨーロッパでは非常にまれである。 本種は茂みや低木のある乾燥した開けた土地に生息する。地上約2メートルに営巣し、通常一腹3-5個の卵を生む。主に地面で昆虫を捕らえて食べる。さえずり(英: song)はツグミに似て、明瞭で愁いのある音調をもつ。 (ja)
  • オタテヤブコマドリ(オタテヤブコマ、学名: Cercotrichas galactotes)は、スズメ目ヒタキ科の中型の鳥類の1種である。 英名は Rufous-tailed Scrub-Robin のほか一般名として Rufous Scrub Robin、Rufous Bush Robin、Rufous Bush Chat、Rufous Warbler とも称される。 全長約15センチメートルで、ヨーロッパコマドリよりやや大きい。上面は褐色で、下面は白みを帯び、過眼線の上に明瞭な白みのある眉斑をもつ。長い赤褐色の尾を頻繁に振り、その尾羽の先端には黒と白の斑が見られる。雌雄同色で、幼鳥は成鳥に似るがより淡色である。西の基亜種は、南東ヨーロッパやアジアの亜種より淡色で、背は明るい褐色である。 オタテヤブコマドリはおよそ地中海から東はパキスタンにかけて繁殖する。また、サハラ南部のサヘルから東のソマリアにかけても繁殖し、アフリカに分布する亜種は、ときに別種アフリカヤブコマドリ (C. minor、英: African Scrub-robin)ともされる。一部はアフリカ(ケニア、南スーダン、エチオピア、ソマリア)からインドにかけて渡りをする。北ヨーロッパでは非常にまれである。 本種は茂みや低木のある乾燥した開けた土地に生息する。地上約2メートルに営巣し、通常一腹3-5個の卵を生む。主に地面で昆虫を捕らえて食べる。さえずり(英: song)はツグミに似て、明瞭で愁いのある音調をもつ。 (ja)
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  • オタテヤブコマドリ(オタテヤブコマ、学名: Cercotrichas galactotes)は、スズメ目ヒタキ科の中型の鳥類の1種である。 英名は Rufous-tailed Scrub-Robin のほか一般名として Rufous Scrub Robin、Rufous Bush Robin、Rufous Bush Chat、Rufous Warbler とも称される。 全長約15センチメートルで、ヨーロッパコマドリよりやや大きい。上面は褐色で、下面は白みを帯び、過眼線の上に明瞭な白みのある眉斑をもつ。長い赤褐色の尾を頻繁に振り、その尾羽の先端には黒と白の斑が見られる。雌雄同色で、幼鳥は成鳥に似るがより淡色である。西の基亜種は、南東ヨーロッパやアジアの亜種より淡色で、背は明るい褐色である。 オタテヤブコマドリはおよそ地中海から東はパキスタンにかけて繁殖する。また、サハラ南部のサヘルから東のソマリアにかけても繁殖し、アフリカに分布する亜種は、ときに別種アフリカヤブコマドリ (C. minor、英: African Scrub-robin)ともされる。一部はアフリカ(ケニア、南スーダン、エチオピア、ソマリア)からインドにかけて渡りをする。北ヨーロッパでは非常にまれである。 (ja)
  • オタテヤブコマドリ(オタテヤブコマ、学名: Cercotrichas galactotes)は、スズメ目ヒタキ科の中型の鳥類の1種である。 英名は Rufous-tailed Scrub-Robin のほか一般名として Rufous Scrub Robin、Rufous Bush Robin、Rufous Bush Chat、Rufous Warbler とも称される。 全長約15センチメートルで、ヨーロッパコマドリよりやや大きい。上面は褐色で、下面は白みを帯び、過眼線の上に明瞭な白みのある眉斑をもつ。長い赤褐色の尾を頻繁に振り、その尾羽の先端には黒と白の斑が見られる。雌雄同色で、幼鳥は成鳥に似るがより淡色である。西の基亜種は、南東ヨーロッパやアジアの亜種より淡色で、背は明るい褐色である。 オタテヤブコマドリはおよそ地中海から東はパキスタンにかけて繁殖する。また、サハラ南部のサヘルから東のソマリアにかけても繁殖し、アフリカに分布する亜種は、ときに別種アフリカヤブコマドリ (C. minor、英: African Scrub-robin)ともされる。一部はアフリカ(ケニア、南スーダン、エチオピア、ソマリア)からインドにかけて渡りをする。北ヨーロッパでは非常にまれである。 (ja)
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