オガネソン (Oganesson) は、元素記号Og、原子番号118の合成元素である。2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより初めて合成された。原子名が決定するまでは一時的な名称としてウンウンオクチウムが使われた。2015年12月、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会により、4つの新元素の1つとして承認され、2016年11月28日に正式に命名された。 オガネソンは、既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない。このため、その性質や可能な化合物等の特徴を調べる実験はほとんど行えていないが、理論計算により、驚くべきものも含め、多くの予測がなされている。例えば、オガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている。周期表上ではPブロック元素であり、かつ第7周期元素の最後に位置する。

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  • オガネソン (Oganesson) は、元素記号Og、原子番号118の合成元素である。2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより初めて合成された。原子名が決定するまでは一時的な名称としてウンウンオクチウムが使われた。2015年12月、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会により、4つの新元素の1つとして承認され、2016年11月28日に正式に命名された。 オガネソンは、既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない。このため、その性質や可能な化合物等の特徴を調べる実験はほとんど行えていないが、理論計算により、驚くべきものも含め、多くの予測がなされている。例えば、オガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている。周期表上ではPブロック元素であり、かつ第7周期元素の最後に位置する。 (ja)
  • オガネソン (Oganesson) は、元素記号Og、原子番号118の合成元素である。2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより初めて合成された。原子名が決定するまでは一時的な名称としてウンウンオクチウムが使われた。2015年12月、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会により、4つの新元素の1つとして承認され、2016年11月28日に正式に命名された。 オガネソンは、既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない。このため、その性質や可能な化合物等の特徴を調べる実験はほとんど行えていないが、理論計算により、驚くべきものも含め、多くの予測がなされている。例えば、オガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている。周期表上ではPブロック元素であり、かつ第7周期元素の最後に位置する。 (ja)
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  • オガネソン (Oganesson) は、元素記号Og、原子番号118の合成元素である。2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより初めて合成された。原子名が決定するまでは一時的な名称としてウンウンオクチウムが使われた。2015年12月、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会により、4つの新元素の1つとして承認され、2016年11月28日に正式に命名された。 オガネソンは、既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない。このため、その性質や可能な化合物等の特徴を調べる実験はほとんど行えていないが、理論計算により、驚くべきものも含め、多くの予測がなされている。例えば、オガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている。周期表上ではPブロック元素であり、かつ第7周期元素の最後に位置する。 (ja)
  • オガネソン (Oganesson) は、元素記号Og、原子番号118の合成元素である。2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより初めて合成された。原子名が決定するまでは一時的な名称としてウンウンオクチウムが使われた。2015年12月、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会により、4つの新元素の1つとして承認され、2016年11月28日に正式に命名された。 オガネソンは、既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない。このため、その性質や可能な化合物等の特徴を調べる実験はほとんど行えていないが、理論計算により、驚くべきものも含め、多くの予測がなされている。例えば、オガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている。周期表上ではPブロック元素であり、かつ第7周期元素の最後に位置する。 (ja)
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