エル・テグス(モンゴル語: El tegüs、中国語: 燕帖古思、? - 後至元6年7月16日(1340年8月9日))は、大元ウルスの皇族で、ジャヤガトゥ・カアン(文宗トク・テムル)の息子。『元史』などの漢文史料では燕帖古思(yàntiègŭsī)と記される。 兄のアラトナダラが早世したため皇太子とされたが、メルキト部のバヤンがリンチンバル・カアン(寧宗)、ウカアト・カアン(順帝トゴン・テムル)を擁立したためカアンに即位することができず、最後は順帝によって謀殺された。