ウティカの戦いは第二次ポエニ戦争中の紀元前203年に、現在のチュニジアにあったウティカ付近で発生した戦闘。第二次ポエニ戦争においては、アフリカ大陸での最初の戦闘である。ウティカの攻略には失敗したが、メジェルダ川近くで、スキピオ・アフリカヌス率いるローマ軍が、奇襲によってカルタゴ軍およびその同盟国であるヌミディア軍に決定的な勝利を収めた。スキピオのこの勝利により、カルタゴはイタリア半島およびイベリア半島から軍を引き上げざるを得なくなり、ローマは戦略的優位性を得、最終的なローマの勝利に大きく貢献した。