ウィリアム・トレヴァー(William Trevor, 1928年5月24日 - 2016年11月20日)は、アイルランドのコーク県出身の小説家。1952年からイングランドに移住し、現在はデヴォン州に在住し、英語で創作活動を行っている。人物の造形にすぐれ、長篇、短篇ともに名手として高く評価されている。 イギリスとアイルランドの双方を舞台に、カトリックとプロテスタント、独立派と親英派との対立の間で揺れ動くアイルランド人の民族的アイデンティティや葛藤をしばしば描く。 2016年11月20日、デヴォン州の自宅で死去。88歳没。