インド国民軍(インドこくみんぐん、Indian National Army、略号:INA)は、太平洋戦争中に日本軍の支援によって設けられた、英印軍の捕虜のインド人転向者や 英領インドからの亡命者を中心としたインド独立派の軍隊。モットーは和合 (Etihaad)、信仰 (Etmad)、犠牲(Kurbani)。 当初は日本軍がマレー作戦を優勢に進めるための補助戦力としてゲリラ部隊的な色彩も強かったが、インド独立運動の英雄の一人であるスバス・チャンドラ・ボースが来日し、イギリス領インド進攻作戦が具体的に検討され始めてから次第に重装備化され、本格的な軍隊となった。当初は大本営の南方作戦の範囲は東南アジアまででインドを攻略する計画は含まれていなかったが、途中から現地で工作支援にあたったF機関によるインド独立を考えていた。