『イェルマ』 (スペイン語: Yerma)は、スペインの劇作家フェデリコ・ガルシーア・ロルカの戯曲である。1934年に書かれ、同年に初演された。「3幕6場の悲劇詩」 (Poema trágico en tres actos y seis cuadros) という副題がついている。タイトルの"Yerma"とは「不毛の」という意味であり、スペインの田舎に住む子供のない女性の物語である。ヒロインであるイェルマは、時代の潮流ゆえに子供を生むよう期待をかけられている。イェルマは母になることをあまりにも切望し、悲劇的な末路を迎える。