アンラジェ(フランス語: Enragés、「激昂する人」の意)は、フランス革命期に存在した急進派・過激派。1792年から1793年にかけて起こった食料品などの生活必需品の欠乏と価格の高騰に際し、これらの品物への価格統制と、物質欠乏の元凶である買い占め人や投機師、悪徳商人らの処罰などを革命政府に要求してサン・キュロットの支持を得た。私有財産制の否定や人民自身による直接民主制、女性参政権などの急進的な主張を展開したが、その過激な主張・活動によって革命政府の弾圧を受け、1793年の夏以降、中心人物であったジャック・ルーをはじめ、、、クレール・ラコンブといった指導者たちが相次いで逮捕、投獄されたのち消滅した。