アンカイオス(古希: Ἀγκαῖος, Ankaios, ラテン語: Ancaeus)は、ギリシア神話の人物である。リュクルゴスの息子とサモス島の領主があり、同名の別人とされるが、アポロドーロスには後者の言及がない。ともにポセイドーンの息子とされる場合があり、アルゴナウタイの一人に数えられ、猪に殺されるという共通点を持ち、しばしば混同される。 ここではロバート・グレーヴスに従い、リュクールゴスの息子を「大アンカイオス」、サモス島の領主を「小アンカイオス」として記述する。