アリアン6 (Ariane 6) は、ArianeGroupが開発中の、アリアン5後継機となる人工衛星打ち上げ用使い捨て型ロケット (ELV) である。2023年第4四半期の初打上を目指している。 開発の承認は2014年12月のESA閣僚級理事会で行われた。機体構成は、2014年夏に大きく変更され、打上能力を調節するためにA62とA64という2つのタイプで構成することになった。A62とA64の違いは、1段として使われる固体ロケットモータP120の使用本数であり、A62は2本、A64は4本を装備する。このP120は、新たに改良されるヴェガCロケットの1段を共用することにして開発コストの低減を目指す。 中央のコアブースターは2段の位置づけになり、アリアン5ECAで使われている液体酸素/液体水素を推進剤とするヴァルカンIIエンジンを使用する。3段には中止されたアリアン5ME用に新たに開発を行っていた液体酸素/液体水素を推進剤とするヴィンチ (Vinch) エンジンを採用することになった。A62は静止トランスファ軌道 (GTO) へ5トン、A64はGTOへ10.5トンの打上能力となる。

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  • アリアン6 (Ariane 6) は、ArianeGroupが開発中の、アリアン5後継機となる人工衛星打ち上げ用使い捨て型ロケット (ELV) である。2023年第4四半期の初打上を目指している。 開発の承認は2014年12月のESA閣僚級理事会で行われた。機体構成は、2014年夏に大きく変更され、打上能力を調節するためにA62とA64という2つのタイプで構成することになった。A62とA64の違いは、1段として使われる固体ロケットモータP120の使用本数であり、A62は2本、A64は4本を装備する。このP120は、新たに改良されるヴェガCロケットの1段を共用することにして開発コストの低減を目指す。 中央のコアブースターは2段の位置づけになり、アリアン5ECAで使われている液体酸素/液体水素を推進剤とするヴァルカンIIエンジンを使用する。3段には中止されたアリアン5ME用に新たに開発を行っていた液体酸素/液体水素を推進剤とするヴィンチ (Vinch) エンジンを採用することになった。A62は静止トランスファ軌道 (GTO) へ5トン、A64はGTOへ10.5トンの打上能力となる。 (ja)
  • アリアン6 (Ariane 6) は、ArianeGroupが開発中の、アリアン5後継機となる人工衛星打ち上げ用使い捨て型ロケット (ELV) である。2023年第4四半期の初打上を目指している。 開発の承認は2014年12月のESA閣僚級理事会で行われた。機体構成は、2014年夏に大きく変更され、打上能力を調節するためにA62とA64という2つのタイプで構成することになった。A62とA64の違いは、1段として使われる固体ロケットモータP120の使用本数であり、A62は2本、A64は4本を装備する。このP120は、新たに改良されるヴェガCロケットの1段を共用することにして開発コストの低減を目指す。 中央のコアブースターは2段の位置づけになり、アリアン5ECAで使われている液体酸素/液体水素を推進剤とするヴァルカンIIエンジンを使用する。3段には中止されたアリアン5ME用に新たに開発を行っていた液体酸素/液体水素を推進剤とするヴィンチ (Vinch) エンジンを採用することになった。A62は静止トランスファ軌道 (GTO) へ5トン、A64はGTOへ10.5トンの打上能力となる。 (ja)
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  • アリアン6 (Ariane 6) は、ArianeGroupが開発中の、アリアン5後継機となる人工衛星打ち上げ用使い捨て型ロケット (ELV) である。2023年第4四半期の初打上を目指している。 開発の承認は2014年12月のESA閣僚級理事会で行われた。機体構成は、2014年夏に大きく変更され、打上能力を調節するためにA62とA64という2つのタイプで構成することになった。A62とA64の違いは、1段として使われる固体ロケットモータP120の使用本数であり、A62は2本、A64は4本を装備する。このP120は、新たに改良されるヴェガCロケットの1段を共用することにして開発コストの低減を目指す。 中央のコアブースターは2段の位置づけになり、アリアン5ECAで使われている液体酸素/液体水素を推進剤とするヴァルカンIIエンジンを使用する。3段には中止されたアリアン5ME用に新たに開発を行っていた液体酸素/液体水素を推進剤とするヴィンチ (Vinch) エンジンを採用することになった。A62は静止トランスファ軌道 (GTO) へ5トン、A64はGTOへ10.5トンの打上能力となる。 (ja)
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  • アリアン6 (ja)
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