アブー・イスハーク・イブラーヒーム・サーヒリー(Abou Ishaq es-Sahéli)は、13世紀末のアンダルスに生まれ、14世紀前半にマリ王国で活躍した詩人、建築家。かつてはよく「マリに北アフリカの建築を伝え、と呼ばれる建築様式の祖になった」と言われていたが、ジェンネなどにおける考古学的発掘調査の結果、13世紀よりも前からスーダーン様式で建物が建てられていたことが判明し、以後は、ほとんど支持されない説となっている。