アフリカ映画(アフリカえいが)は、アフリカ大陸を舞台とした映画全般を指す場合もあるが、厳密にはアフリカ人自身によって撮られた映画を指す。ジャン・ルーシュは「アフリカ黒人による、アフリカ黒人のための、アフリカ黒人の映画」と定義し、これを真のアフリカ映画と名付けた。も同じく、「アフリカ映画とは、黒人たちだけが脚本を書き、出演し、撮影し、演出し、アフリカ語を話す長編劇映画である」としている。そうした意味でアフリカ映画が創造され始めるのは、それまでの植民地支配から脱却し、宗主国からの独立を果たして、新興国として映画産業の育成を開始した1960年代に入ってからのことである。