アニマ(anima)は、ラテン語で、生命や魂を指す語である。 古代ギリシア語の文献類(アリストテレスの書など)にある「希: Ψυχή (プシュケー)」というギリシア語を、中世ヨーロッパなどにおいてラテン語に翻訳する時には「anima」という語があてられた。当時ヨーロッパはキリスト教世界であったので、古代ギリシアの哲学の影響を受けつつも古代ギリシア文献の翻訳・研究などの文脈以外では、animaはキリスト教的な色彩を帯びた用法で使われていることも多い。 その後、近代になってユングが独特の用語として用いることになった。