アスカロンのアンティオコス (ギリシア語: Άντίοχος ὁ Ἀσκαλώνιος、紀元前125年 - 紀元前68年)は、ヘレニズム期末期のアカデメイア派または中期プラトン派の哲学者。キケローの師。アカデメイアでに師事したが、フィロンやその先人たちのアカデメイア派懐疑主義からは離れ、プラトニズムにストア主義や逍遥学派の教義を導入する折衷主義の立場をとった。またフィロンの懐疑主義に反対し、人間の霊魂は真偽の区別が可能だと宣言した。古アカデメイア派の復興を主張し、中期プラトニズムを創始した。