アジア開発銀行研究所(アジアかいはつぎんこうけんきゅうしょ、英語: Asian Development Bank Institute、ADBI、ADB研究所)は、アジア開発銀行のシンクタンク。アジア太平洋地域における効果的な開発戦略の策定と、アジア開発銀行加盟国に対する開発運営の支援を行うため、シンクタンク機能を持つアジア開発銀行の補助機関として1997年に設立された。日本政府が設立・運営基金を拠出しており、日本の政府機関の多い千代田区霞が関の霞が関ビルに所在する。アジア開発銀行研究所は、開発に関する情報・知識の創造・普及において、アジア太平洋地域で中心的な役割を果たすようになってきており、世界の専門家、研究者、シンクタンク、政府機関などとの広範なネットワークを築いている。現在の所長は、慶應義塾大学名誉教授の吉野直行が務めている。