りおでじゃねろ丸(りおでじゃねろまる、Rio de Janeiro Maru、りおで𛁈゛やねろ丸(りおで゛やねろ丸)、りおでじゃねいろ丸)は、かつて大阪商船および大阪商船三井船舶が所有し運航していた貨客船および貨物船である。 大阪商船所属の初代「りおで゛やねろ丸」はぶゑのすあいれす丸級貨客船の二番船として西回り南米航路に就航して移民輸送に活躍し、太平洋戦争中に日本海軍の特設潜水母艦、特設運送船として運航され、1944年(昭和19年)2月17日のトラック島空襲によって沈没した。大阪商船三井船舶所属の二代目「りおでじゃねいろ丸」は一般貨物船であった。 正式な船名の「𛁈゛(゛)」の文字は「し」の変体仮名(詳しくはし (志の変体仮名)を参照)であり、新聞記事などの活字では「りおでじゃねろ丸」とも表記される。変体仮名がUnicodeに含まれるようになったのは2017年であり、表示可能なフォントもまだほとんどないことから、「𛁈()」の字母である「志」に置換して「りおで志゛やねろ丸」と表記されることもある。アルファベットの綴りは初代も二代も同じく「Rio de Janeiro Maru」である。