ゆかは、体操競技の一つ。床運動(ゆかうんどう)とも。12×12メートルの正方形のゆかの上で、体操競技の技を用い演技する。男子は、徒手体操的運動・平均わざ・静止わざ・力わざ・跳躍わざ・跳ね起きわざ・倒立回転わざ・宙返りわざを組み合わせて演技する。女子は、アクロバット系の技、音楽に合わせたジャンプの組み合わせ、ターンを組み合わせ演技する。男子は70秒間、女子は90秒間で演技しなければならない。時間超過は減点の対象となる。 また、12×12メートルのラインからはみ出ると、ラインオーバーとなり減点となる。正方形のゆかの四隅をA, B, C, Dとすると、たとえば、Aから演技を開始したとすると、かならずB, C, Dに一回は到達しなければならない。 床運動では、多くの加点を得るために連続して宙返りを続けなければならないため、単発のダイナミックな技が発表されにくいという問題点が出ている。ただ、ダイナミックであれば良いというものでもない。