もやい結び(舫い結び、もやいむすび、ボーラインノット、ボウリンノット、ブーリンノット、ブーリン(Bowline/Bowline knot))とは、ロープの端に大きさの変化しない輪をつくる結び方のひとつ。使い勝手のよさや用途の多さから「結び目の王」(King of knots)と呼ばれることがある。 英語ではBowline(ボウリン)というが、Bowとは船首のことで、古くは船の帆の縁を船首側に引っ張るために用いられていた。もやい結びと本質的に同じ構造の一重継ぎは石器時代から魚網に使われていたとされるが、もやい結びが初めて図示されたのは1794年に出版された船員向けの教本の中であるとされる。