しぶんぎ座流星群(しぶんぎざりゅうせいぐん、英: Quadrantids、IMO 略符:QUA、IAU 番号: 10)は、うしかい座とりゅう座の境界付近を放射点として出現する流星群である。かつて、この流星群の放射点の近くにフランスの天文学者ラランドが壁面四分儀座という星座を設定していたため、「四分儀座流星群」と呼ばれていた。壁面四分儀座は1922年に国際天文学連合が現行の88星座を定めた際に採用されなかったため、別名のりゅう座ι流星群 (りゅうざイオタりゅうせいぐん、英: Iota Draconids) がこの流星群の正式な名称となったが、流星観測者は依然として「四分儀座流星群」を慣例的に使い続けてきた。2009年8月の国際天文学連合総会において流星群の正式名称が決定され、この流星群は慣例を引き継ぐかたちで Quadrantids が正式な名称となった。これに伴って、日本の国立天文台も「しぶんぎ座流星群」を正式な和名として決定した。 出現期間は毎年1月1日頃から1月7日頃。日本では1月4日の明け方近くに最も多く見られることが多い。ピークの前後1時間から4時間程度の短時間しか激しい活動が続かないため、ピークが昼間に当たった年はあまり多くの流星を見ることができない。

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  • しぶんぎ座流星群(しぶんぎざりゅうせいぐん、英: Quadrantids、IMO 略符:QUA、IAU 番号: 10)は、うしかい座とりゅう座の境界付近を放射点として出現する流星群である。かつて、この流星群の放射点の近くにフランスの天文学者ラランドが壁面四分儀座という星座を設定していたため、「四分儀座流星群」と呼ばれていた。壁面四分儀座は1922年に国際天文学連合が現行の88星座を定めた際に採用されなかったため、別名のりゅう座ι流星群 (りゅうざイオタりゅうせいぐん、英: Iota Draconids) がこの流星群の正式な名称となったが、流星観測者は依然として「四分儀座流星群」を慣例的に使い続けてきた。2009年8月の国際天文学連合総会において流星群の正式名称が決定され、この流星群は慣例を引き継ぐかたちで Quadrantids が正式な名称となった。これに伴って、日本の国立天文台も「しぶんぎ座流星群」を正式な和名として決定した。 出現期間は毎年1月1日頃から1月7日頃。日本では1月4日の明け方近くに最も多く見られることが多い。ピークの前後1時間から4時間程度の短時間しか激しい活動が続かないため、ピークが昼間に当たった年はあまり多くの流星を見ることができない。 極大時の1時間あたりの平均出現数は50個とされる。ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並び、年間三大流星群の1つに数えられる。 放射点が北天にあるため、この流星群の観測は事実上北半球に限られる。またヨーロッパの冬の晴天率が低いのに対し、日本の太平洋側はこの頃天候に恵まれ、日本での観測に適した流星群である。 (ja)
  • しぶんぎ座流星群(しぶんぎざりゅうせいぐん、英: Quadrantids、IMO 略符:QUA、IAU 番号: 10)は、うしかい座とりゅう座の境界付近を放射点として出現する流星群である。かつて、この流星群の放射点の近くにフランスの天文学者ラランドが壁面四分儀座という星座を設定していたため、「四分儀座流星群」と呼ばれていた。壁面四分儀座は1922年に国際天文学連合が現行の88星座を定めた際に採用されなかったため、別名のりゅう座ι流星群 (りゅうざイオタりゅうせいぐん、英: Iota Draconids) がこの流星群の正式な名称となったが、流星観測者は依然として「四分儀座流星群」を慣例的に使い続けてきた。2009年8月の国際天文学連合総会において流星群の正式名称が決定され、この流星群は慣例を引き継ぐかたちで Quadrantids が正式な名称となった。これに伴って、日本の国立天文台も「しぶんぎ座流星群」を正式な和名として決定した。 出現期間は毎年1月1日頃から1月7日頃。日本では1月4日の明け方近くに最も多く見られることが多い。ピークの前後1時間から4時間程度の短時間しか激しい活動が続かないため、ピークが昼間に当たった年はあまり多くの流星を見ることができない。 極大時の1時間あたりの平均出現数は50個とされる。ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並び、年間三大流星群の1つに数えられる。 放射点が北天にあるため、この流星群の観測は事実上北半球に限られる。またヨーロッパの冬の晴天率が低いのに対し、日本の太平洋側はこの頃天候に恵まれ、日本での観測に適した流星群である。 (ja)
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