くるみ割り(くるみわり)は、胡桃の固い殻を割るための道具である。やっとこに似た形をしたものがもっとも一般的で、この場合やっとことは異なりジョイント部分は最末端部にあり、それより手前の窪みの部分に胡桃を挟み込んで、てこの原理を利用して割る。ほかに万力のようにねじを回していって圧力を加えて割るタイプのものや、通常のやっとこ型の先端に刃がついた和くるみ用のものなどさまざまな形状がある。 また装飾品の一種として、後述する木製の人形型のくるみ割り器(くるみ割り人形)があり、ドイツの伝統的な工芸品として親しまれている。