くまもとアートポリス(Kumamoto Artpolis,略称:KAP)とは、建築や都市計画を通して文化の向上を図ろうというコンセプトで実施されている熊本県の事業。1988年から行われている。現建築コミッショナー(第3代)は建築家の伊東豊雄。 当時知事を務めていた細川護煕は、高度経済成長によって画一的になってしまった日本の町並みを反省し「熊本らしい田園文化圏の創造」を目標として掲げ、後世に残し得る文化を熊本県で実現させることを目指していた。1987年に西ドイツで開催されていたベルリンIBA(国際建築展、国際建設展覧会)を視察したことにヒントを得て、建築をはじめとする環境デザイン全般に対する意識、都市文化・建築文化の向上を図ることを目的としてはじめたプロジェクトである。 名称は細川護熙と磯崎新との会談で決定したとされる。 なお、以下の項目中の施設名・プロジェクト名はくまもとアートポリス公式情報によるものであり、正式な施設名等とは異なる場合がある。また同一名称の他施設との区別がしづらい場合など必要に応じて注釈を入れている。