あぐりは、日本の女性名。中世以後みられる名で、近代までは女子ばかりが生まれる家において最後の女子となるよう(次は男子が生まれるよう)望んで、あるいは生まれた子がうまく育たない家で女子の順調な成長を望んで付けられたという。語源については「溢れる」を意味する語や、「あまり」を意味する語の転化という説が唱えられている。