T.37とは、「蓄積交換型のインターネットファクシミリデータ伝送手順(Procedures for the transfer of facsimile data via store-and-forward on the Internet)」として、ITU-Tで勧告された通信プロトコルである。電子メールのTIFF添付ファイルとしてSMTPで転送するため、メール方式インターネットファックスとも呼ばれる。 拡張規格として、同一ローカルネットワーク内でIPアドレスを指定して、メールサーバを経由しないリアルタイムのT.37 Full Mode 直接通信可能なダイレクトSMTPがある。PCのFAXソフトウエアや業務用複合機の機能として実装されている。ダイナミックドメインネームシステム対応ルーターによりホスト名で動的グローバルIPアドレスを直接指定するものもある。