RSD(ドイツ語: Reichssicherheitsdienstの略)は、ナチス・ドイツ時代にヒトラー個人を警護するために設けられた機関である。警察や陸軍はおろか、親衛隊にも属さない独立した国家機関としてヨハン・ラッテンフーバーが創設した。彼は以後一貫して総統警護に専念した。 ヒトラーがミュンヘンからドイツ国首相としてベルリンに移るにあたり、暗殺を恐れて自前の信頼のおける護衛隊を幾つか設けたうちの一つである。当初は 「Führerschutzkommando」と呼ばれていたが、ヒトラーのみならず、ゲーリングほかの党要人を警護するようになり、「Reichssicherheitsdienst」に改名された。