Ju 252は、第二次世界大戦時にドイツのユンカース社が開発した輸送機である。Ju 52の後継機として開発され、3発のエンジンを搭載する形式は踏襲されたものの、機体構造を近代化し主脚は完全引き込み式となり、エンジンも大幅に強化された。1941年に初飛行したが、前線ではJu 52に対する需要が強く、また本機は近代的故に機体価格が高価だったため、空軍からの大量生産発注を受けることができなかった。これを受けてユンカース社では、性能を落とす代わりに機体価格を抑えた機体(Ju 352)の開発に着手することになった。