株式会社GIFUSHO(ぎふしょう)は、岐阜県立岐阜商業高等学校(岐阜商)の生徒が株主となり、インターンシップの形で事業に取り組む株式会社。株式会社の仕組みを実際に会社経営を行うことで学習しようという趣旨で設立された企業であり、岐阜商関係のグッズや他企業と共同開発した商品の販売が主要事業となる。高等学校が設立した株式会社は、指宿市立指宿商業高等学校の株式会社指商に次ぐ、日本で2例目である。 取締役には岐阜商の卒業生やPTA役員が名を連ね、資本金も卒業生が出資するが、彼らは直接経営に口を出さず、岐阜商の現役高校生が経営の実務を担う。岐阜商の生徒は全員が株主となり、生徒の中から最高経営責任者(CEO)を選出する。株主となった生徒は配当を直接受け取ることはできず、岐阜商での実習費などに利用することで間接的に利益を得る。 生徒はGIFUSHOのインターンシップに参加するという形で販売事業などを行う。岐阜商の各学科がGIFUSHOの社内の各事業部門を担い、3年生が事業の中心を、LOB部という部活動の部員が社内の調整を行う「企画運営会」を運営する。例えば、岐阜商流通ビジネス科はGIFUSHOの販売事業部を担当する。