GABAA受容体 (GABAAR；ギャバ・エーレセプター或いはギャバ・エーじゅようたい) は、およびの一つである。リガンドは主要な中枢神経系の抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)である。活性化されると、GABAA受容体はCl−を選択的にイオンチャネルを透過させることにより、神経細胞に過分極が生じる。これにより、活動電位が生じにくくなりの阻害効果を引き起こす。規定液中のGABAA-介在IPSP（抑制性シナプス後電位）のは−70 mVで、IPSPとは対照的である。 GABAAの活性部位は、GABAならびにムッシモール、、およびビククリンなどいくつかの薬物との結合部位である。また、タンパク質には間接的に受容体の活性を調節するアロステリック結合部位がいくつかある。これらのアロステリック部位は特に、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系、エタノール（アルコール）、神経活性ステロイド、吸入麻酔薬、およびピクロトキシンを含む様々な薬物の標的である。
