数学の特に圏論における F-余代数 (エフよだいすう、英: F-coalgebra) は、(自己)関手 F によって定義される構造の一つである。代数や余代数を扱う文脈ではよく、に由来する関手を考える。F-余代数の概念は計算機科学で使われることが多い。例えば、遅延評価、ストリームのような無限データ構造、状態遷移系などはF-余代数の言葉で説明される。 F-余代数はF-代数の双対である。あるシグネチャと等式理論に対する代数を全て集めたクラスがバラエティをなすのと同様、所与の等式理論を満たすF-余代数 (Fはそのシグネチャから由来するとする) 全体は余バラエティーをなす。